児童養護施設 若草寮

若草寮からのお知らせ

INFORMATION

2026.03.14

おたより

児童養護施設の実習って?

児童養護施設で実習をされる方へ


若草寮では、社会福祉士・保育士・公認心理師を目指す学生の実習受け入れと、介護等体験学生の受入れを行っています。

社会福祉士や保育士の資格を取得する方は施設での実習が必要になります。施設実習は、児童養護施設のような児童福祉施設、障害児通所施設、障害者支援施設、母子生活支援施設等で行われます。実習に入る際の参考になればと思いますので、少し長いですが、是非最後までご覧ください。

〇児童養護施設とはどんなところ?


様々な事情によって入所している子どもに対して、安定した生活環境の中で養育を行ない、子ども達の心身の健やかな成長とその自立を支援する施設です。子ども達は施設から学校へ通い、習い事や行事、地域活動など様々な経験を通して成長していきます。

子どもの生活の様子については、当ホームページ「若草寮の生活」や「お知らせ」をご覧ください。

 

〇実習開始までの流れ


学校からの実習依頼を受け、施設で受け入れを決定します。

実習が決まったら、学校経由で個人票や履歴書等の書類を提出していただきます。


事前オリエンテーション
実習が始まる約一ヶ月前に事前オリエンテーションを行ないます。
若草寮の沿革や理念、配属グループの説明の他、実習プログラムについてお伝えします。また、実習期間中の勤務表をお渡しします。
不安に感じていることや分からないことを少しでも解消するための時間です。遠慮なく質問してください。実習を通して学びたいことや興味のあることも、教えてください。

実習スタート!

 

〇実習中について

1.持ち物

スリッパ、エプロン、お茶碗、お箸、お椀、コップ、筆記用具、メモ帳、健康保険証をご用意ください。
初日に各種書類(誓約書やアンケート、課題等)を提出してください。調理補助に入ってもらうこともある為、細菌検査(赤痢、サルモネラ、EHEC)の結果の提出をお願いしています。

また、社会福祉士実習(180時間)では、期間中に2回ほど宿泊実習があります。宿泊する日は、枕カバー、シーツ、その他宿泊に必要な物をご用意ください。

2.食費

実習中の食事は、子ども達と一緒にとります。最終日に、実費分を精算します。※朝:200円、昼:300円、夕:500円
(火曜と木曜の会議日は、お昼休憩を設けていますので、昼食をご持参ください)

3.服装

子どもと一緒に遊んだり、調理補助もしますので、Tシャツ、ジーパンなど動きやすい服装をご準備ください。夏場は予備のTシャツ等をお持ちいただけると着替えも可能です。

 

実習中に気をつけること

・分からないことは職員に確認しましょう。

・子どもとの関わり方や距離感を意識しましょう。

・自分自身の言動に責任を持って臨みましょう。

(1)守秘義務

実習中に知り得た情報は、実習終了後も口外しないでください。

(2)権利擁護

日頃から職員は権利侵害が起こらないよう気を付けていますが、権利侵害と思われることがあった時には、子どもや職員のことだけでなく実習生に対することも含め、気が付いたことは些細なことでも配属先グループ職員か実習担当に伝えてください。

 

〇実習日誌の書き方


毎回、実習開始時にその日の目標や学びたいことを確認します。実習終了前には30分程の振り返り時間を設けています。目標に対する達成度や考察、振り返りを行ない、次回の実習に繋げましょう。
実習日誌は、学校が指定するフォーマットを使用します。子どもの様子や職員の関わりなどから、考えたことなどを記載しましょう。

 


 

養成校のご担当者様へ


当施設では、実習を希望する学生からの申し込みは受け付けておりません。養成校の実習担当者から、お申込みください。
例年、4月初旬に社会福祉士および保育士実習依頼申込みフォームを開設いたします。
当施設ホームページの「お問合せ/アクセス」ページからお申込みください。

~実習受け入れまでの流れ~
① 申し込みフォームでのお申込み完了後、確認メールを返信いたします。締切りは、10月末日
➁ 11月末に、受け入れ可否をメールもしくはお電話にてご連絡いたします。
➂ 書面での正式なご依頼を経て、受け入れ決定となります。

例年、学生の夏休み期間である7~9月頃のご希望が多い傾向にあります。9月~翌年2月頃ですと、比較的調整が可能です。実習期間の調整が可能な場合、フォームにてご記入いただけますとありがたいです。


 

【 実習生から就職に繋がった職員の体験談 】


私は宿泊で約1ヶ月間、若草寮で実習を行ないました。宿泊ということもあり、不安や緊張がたくさんあったことを覚えています。最初の数日間はまずは子どもとどう関わるか、遊びや雑談を通して関係性づくりを行ないました。2週目、3週目になってくると個別援助計画の作成、実施をしました。子どもへの取り組みを実施し、評価をして、必要に応じて計画の見直しを行ない、再度実施、評価と繰り返し行いました。計画を立て、実施することも大事ですが、計画がどうだったか、やってみてどうだったかを職員と相談しながら振り返ることも大事だと学びました。

実習中は毎日実習日誌を書きます。時系列にどのような業務をしたか、またその業務の中で感じたこと、気になったこと、考察などを書きます。毎日目標を設定しますが、その日の事をしっかり振り返ることで、「明日はこうしてみよう」など、どんどん深めていくことが出来たと思います。深まっていくことで、現場でのやりがい、面白さにも繋がっていきました。実習日誌の書き方は学校や実習先によっても書き方が変わってくるところもあると思いますので、事前に確認しておくと良いかと思います。

実習で現場に入るにあたり、不安や緊張から思うようにいかないこともあるかと思います。実際に私も最初はそうでした…。ですが積極的に質問や相談していく中で、充実した一ヶ月の実習を行うことが出来ました。現場で学べるせっかくの機会ですので、前向きな気持ちで実習に取り組んでみてください!

 

≪ 最後に ≫

子どもにとって実習生とは、「突然生活に入って来た大人」「よく分からないけど遊んでくれる人」等、認識は様々です。子どもとの対等な関係を意識しながらも、子どもの生活場面に入るということを忘れずに実習に入っていただけたらと思います。

不安はあると思いますが、せっかくの機会。日々目標を持ち、自身の成長にも繋がるような充実した実習になることを願っています。体調管理をしっかりして、実習に備えましょう。実習を通して児童養護施設に興味を持ってもらえると嬉しいです。

下記の「児童養護施設 仕事内容」をシリーズとしてまとめている各専門職の仕事内容や職員インタビューのページもございますので、よろしければご参考になさってください。

児童養護施設仕事内容シリーズ一覧
①児童支援員編
② 調理・食育の専門職編
③ 自立支援の専門職編
④ 心理職の専門職編
⑤里親支援専門相談員
⑥ファミリーソーシャルワーカー編