児童養護施設 若草寮

若草寮からのお知らせ

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2024.04.01

おたより

CHILLスノーボードプログラム

桜の開花が見られる時期になり、だんだんと暖かくなってきました。

そんな中、3月にスノーボードのご招待を頂き、若草寮からも20名近くの子どもが参加をさせて頂きました。

今回ご招待いただいたCHILLさんは1995年にBURTONスノーボードの創始者ジェイク&ドナ・バートンにより創設された団体で、現在世界10か国24都市で子どもたちにボードスポーツを体験する機会を提供しています。日本では、1995年に発生した阪神淡路大震災で家族を失った子どもたちに六甲山でスノーボード体験を提供したのが始まりです。その後東日本大震災、熊本地震で被災した地域の子どもなどを毎年スキー場に招待しています。近年ではスラックラインやスケートボードの体験も提供しています。

今回は駒澤大学の川上先生からCHILLさんを紹介をしてもらい、若草寮の子どもたちを招待してもらう事になりました。子どもたちに案内をしたところ、20名ほどの子どもが行きたいと希望してくれました。

貸し切りバスで群馬県にあるたんばらスキーパークへ向かいました。ウェアやボードなどは全てCHILLさんに準備をしてもらいました。着替えを終えて、いよいよ雪山へ!

スノーボードが初めての子どもが多く、ボランティアの方々に転び方などを教えてもらい、少しずつ滑る練習を始めました。

怖がりながら、滑っては転ぶを何度も繰り返しているうちに少しずつコツを掴んでくる子どもたちも出てきました。

時間いっぱい滑る子もいれば、ブーツで足が痛い、転んでお尻が痛い、うまく滑れない、滑るのが怖いなどなどの理由から雪遊びに切り替える子どももいました。子ども一人ひとりにとって、違う体験となった一日だったのかなと思います。

今回はたんばらスキーパークさんからリフトや昼食でご協力をいただき、CHILLさんからは10名を超えるスタッフさんが同行していただき、様々な準備をしてもらいました。ボランティアさんは、子どもたちに合わせたかかわり方で優しく、とても丁寧に教えていただきました。私たちも、子どもたちをスキー場に連れていくことはできても、こうやって教えてあげることまではなかなか出来ないなと感じました。

今後も色々な体験をさせていきたいと思います。CHILLの皆様、たんばらスキーパークさん、川上先生、ありがとうございました。